印刷に関わる基礎話

製本と折り

こんにちは♪
今年も残すところ約1ヶ月となりましたね。
寒さも日に日に増していきますが、忘年会などのイベントも多くなる時期ですので
体調に気を付けながらも年末を楽しんでいきましょう⊂(^ω^)⊃〃

さて、印刷に関わる基礎話 第5回目は製本と折りについてお話しします。

製本の種類

前回ご説明した「折り丁」を製本します。
製本とは、印刷物を接着剤・針金・糸・リングなどで綴じ、表紙をつけて本の形にすることです。

主な製本の種類をご紹介します。

■上製本

一般にハードカバーと呼ばれるもので、本の中身をしっかりと糸で綴じ、厚めの表紙でくるむ製本方法です。
上質な雰囲気を醸しだし、長期の保存に耐えられるということが大きな特長です。
<用途>小説、辞典、記念誌、写真集、絵本など

上製本の各部名称がありますので、ご参考にしてください。

  • ●束(つか)...本または中身の厚み
  • ●天...本の上側
  • ●地...本の下側
  • ●小口...背の反対側
  • ●ミゾ...背と表紙の間にあるミゾ
  • ●ノド...本を開いた内側、綴じている側
  • ●扉...書籍の題名や部・章を明示するページ
  • ●見返し...本の中身と表紙を接合するために使う紙
  • ●花布(はなぎれ)...本来は棚から本を取り出す時、本を傷めないために付けられていたもの。今は飾りとして使用されています。

■並製本

上製本に比べて工程が簡略化されるため、コストを抑えることができます。雑誌やカタログ、DMなどの商業印刷物に広く使われています。

【中綴じ】
ページを開いた状態で、背になる部分を針金で綴じる方法です。本のノドいっぱいまで開くことができます。
<用途>週刊誌、パンフレット、カタログなど

【無線綴じ】
糸や針金を使わないで、本の背をのりで固めて綴じる方法です。丈夫で長持ちします。
<用途>雑誌、文庫本、報告書、文集など

【平綴じ】
針金で背から5mm程内側を綴じる方法です。丈夫ですが、本のノドいっぱいまで開くことはできません。
<用途>教科書、小冊子、報告書、文集など


折りの種類

次にさまざまな折のご紹介をします。

◆三つ折り

「巻き三つ折り」
「外三つ折り」

◆四つ折り

「巻き四つ折り」
「外四つ折り」
「観音折り」

◆蛇腹折り

(4山5面)

◆ページ折り

(8ページ)

◎ここで一つ豆知識
「パンフレット」 と 「リーフレット」
この2つの違いは何でしょうか?

「パンフレット」は複数ページの印刷物を簡易的に綴じた小冊子のことを指します。
上記の中綴じ製本が主流となります。
それに対し、「リーフレット」は1枚の紙に刷られた印刷物のことを指します。
上記の巻三つ折り、外三つ折り、観音折りなどが主流となります。

どちらも用途は商品や施設の案内・宣伝広告などですが、形態が違うということだけ覚えていただければと思います♪


以上が、主な製本と折りのご紹介となります。
印刷物にこのようにさまざまな形態があり、それらは使用する人にとって使い易いよう考えられて作られています。
ぜひ、手に取る印刷物がどのように作られているか観察してみてください★

次回からは、パソコンで印刷物のデータを作成するDTP工程についてお話しします。
またお暇な時にのぞきにきてください(・∀・`)/~