CTP

CTP 〈安定という名の品質〉

CTPとは

CTPとは「コンピューター・トゥ・プレート」の略。つまり、コンピューターによって作成されたプリプレスデータをフィルムを介さずに、ダイレクトに刷版に焼き付けて出力する技術を指します。CTPの普及により、従来のオフセット印刷における製版工程と印刷工程の橋渡しとして必要不可欠な役割を果たしてきた製版フィルムは、今確実に姿を消しつつあります。フクインでは1996年より運用を開始し、現在では殆どの印刷をCTPによるワークフローで稼働させています。

フクインでは出力機の選定にも、安定した出力をいかに維持できるか長年の経験を生かし、版材と出力機の総合力で判断しています。

CTP導入の効果

フィルム出力の費用と時間が不要

CTPでは製版フィルム自体が不要となるため、その出力費も当然不要となります。これによりページものなど多量のフィルムを必要とする仕事では、全体予算の大幅なコストダウンを実現。校正時における色調補正やレイアウト変更などの作業も元データに対して行うため、何度も色校正が必要な仕事においてもコストダウンと時間の短縮が可能です。また、フィルムレスによる製版資材の軽減は、環境保護への配慮にも繋がっています。

プロジェクト全体の高効率化

CTPのもたらすメリットを最大限に活用するためには、用紙の検討や入稿データの適性確認。校正方法や機材の選定、全体スケジュールの調整など多岐に渡る工程コントロールが必要となります。1996年より早期の運用を開始したフクインでは、国内屈指の実績を基にした豊富な事例の紹介や充実した資料類を含め、プロジェクトを効率化する総合的なCTPのワークフローが提案可能です。

CTPを活用するための校正・印刷フロー

CTPを活用するためには、色校正の方法をケースバイケースで選択することが最も重要となります。
フクインでは、お客様のご希望に応じた最適な校正・印刷のワークフローをご提案いたします。

■ CTP+校正専用機/既存の校正・印刷フローに比べコスト・スピードの面で有利!

メリットフィルム~刷版出力の工程をCTPに置き換えることにより、製版コストのダウンとスピードアップを実現します。

■ CTP+印刷本機/校正紙と刷了紙の色調の違いを大幅に解消、クォリティを重要視!

メリット精度の高いCTPに加え、校正と本番で同じ印刷機を使用するため、紙上の印刷面の仕上がりが校正時においても本番同様のレベルで確認可能となります。紙質や印刷品質を重要視する場合に最適です。
ポイント校正時に印刷本機を使用するため、工場の生産スケジュール調整など日程管理が重要となります。

■ CTP+DDCP/フルデジタルフローによる効率性の徹底追求!

メリットDDCPにより、校正時のフィルム~刷版出力が不要、コストダウン・スピードアップが実現します。

フクイン高精細品質への道のり

1990年代、フィルム刷版(PS版)でのFMスクリーン高精細印刷やAM300線スクリーン高細線での高精細印刷の可能性を探ってみましたが、高品質的な仕上がりには十分な評価はできましたが、安定的な生産性ではハードルが高すぎて市場性は無いと判断し撤退せざるを得ませんでした。
1996年同業他社に先んじてCTP化に着手しましたが、その頃のコンピュータ能力や出力装置能力などの問題も多く、けっして順風には移行できませんでした。
特に当時行っていた銀塩プレート※による出力は、当時主流のフィルム刷版と比較すると非常に扱い難く、印刷時のトラブルや印刷オペレーターからの改善要求は日常茶飯事でした。
しかし、CTPの将来性を見越し、CTPによる印刷物の安定した高品質化への活動の歩みを止めることはありませんでした。
そして、2002年には明室環境でも安定して出力できるサーマルプレート※を導入。これにより、飛躍的に品質の安定した版の出力が可能となりました。
2009年にはさらなるハイスピード、高品質での出力を目指し、現在に繋がる三代目のCTP出力機を導入して出力環境の充実を行いました。
当然、機械は導入してもその能力を生かすも殺すも運用者の手にかかっています。フクインでは毎日のCTP版の計測を継続し、高精細印刷用の版を保障し続けております。

※銀塩プレート銀塩感剤を使用した刷版の出力方法。光を当てた部分が溶けて光を当てなかった部分の銀が残り、そこにインキが付く。高感度、高解像度で出力できますが、暗室での繊細な作業が必要となる。
※サーマルプレートアルミ板の表面に塗ってある、熱によって変化する樹脂に赤外線を当て、樹脂を変化させる方式。
露光後、現像することにより赤外線を当てた樹脂が溶けて残った部分の樹脂にインキが付く。
現在CTPでは主流となっており、他の方式より網点がシャープに表現が可能。

CTP印刷 〜本当の意味での高品質(こだわり)

日常管理は製造業としては安定した生産性の維持や効率化のためには基本中の基本です。
当たり前のことを当たり前に行う。その上で各担当者、各工程間において日々の中で工夫を重ねてよりよいモノづくりを行う。
そんな基本を守っていく誠実さがお客様の安心につながり、そこから生まれる信頼感こそが本当の高品質の証しであると考えています。

フクインの全ての印刷機には測色計が配備してあり、カラーパッチによるインキ濃度やアミ点の着肉状態などを監視できる品質管理体制をとっています。機械的な管理とそれを実現するオペレーター力があって、安定した品質は実現されます。
フクインでは本当の高品質をご提供することをモットーに、日々の小さな積み重ねから生まれる高品質をご提供いたします。