高精細印刷

高精細印刷 〈0.01mmの再現性。フクインの高精細印刷。〉

従来の1/3のサイズの網点による滑らかで緻密な表現

イラスト作成においてアミ点が重ならず、微細なまま用紙にインクが着くため、ジャギーが発生せずすっきりした表現が可能です。

※ 間取り図の輪郭線はすべてスミアミ60%になっています。

FM高精細印刷と従来のAM印刷の違い

FMスクリーニングのアミ点

ドットサイズは均一のままドット個数の変調により階調を表現するFMのアミ点。FMではCTPのメリットを融合させ、データにより近いトーンの再現が可能となります。

AMスクリーニングのアミ点

ドット個数は均一のままドットサイズの変動により階調を表現する従来のAMアミ点。オフセット印刷における90%のシェアを占めるスタンダードな方式となります。

デザインワークにおける効果

FMスクリーニングを積極的に活用することで、従来のデザインワークに新しい表現力が生まれます。

1. 写真表現における豊かな再現力

■ FMスクリーニング■ AMスクリーニング 175線

従来、再現が困難な写真のライト部、シャドウ部の階調やディティール表現に優れた再現性をもたらします。カラー印刷では微細な解像性や彩度が向上し、色再現領域が拡がります。モノクロ印刷においては、4色分解によるモノトーン表現に匹敵する調子の深みが与えられます。

2. 平アミ・グラデーションの滑らかさ

■ FMスクリーニング■ AMスクリーニング 175線

アミ点自体が非常に小さなサイズのため、カラー/モノクロを問わずに平アミ部は特色の100%に近い仕上がりとなり、エッジはシャープに、グラデーション部は非常に滑らかなものとなります。ケイや文字など細いライン形状へも複数色のアミ掛けを行えるので、デザインワークにおける技術的な制約が減少します。

3. モアレを阻止

反射原稿が印刷物であったり、ポジフィルムや実データでも柄や規則的な文様があった場合、モアレの発生に配慮するため、使用サイズの制限など取扱いには最新注意が必要でした。FMスクリーニングなら印刷物のコラージュ的なデザインワークでも、素材の持つ風合いを紙面に表現することが可能。原稿の持つディティールを的確に描写します。

高再現性 〜ダブルトーンに代わる新しい表現手段〜

モノクロ写真を印刷する際、スミ1色では写真の持つ色域を表現しきれないため、写真集ではダブルトーンを使うことが一般的でした。ダブルトーンとは、モノクロ調の画像のシャドウ部をより強く、かつ中間部のディティールをつぶさないために、シャドウ部をメインとした版と中間以上をメインとした2つの版を用意し、それぞれスミやグレーのインキを使用して、よりメリハリのあるモノクロ調を再現する手法です。
それをFMスクリーニングでスミ1色で印刷し、シャドウ部の引き締めはニスで行うことにより、ダブルトーンにひっ迫する再現をすることができました。

FMだからできた史料地図の再現 〜帝都地形図〜

空前稀代の大縮尺地図群

[帝都地形図]は、1922~1947年代に作られた貴重な東京都の地図を1:3000の迫力あふれる縮尺のまま原寸で掲載した、他に類をみない史料地図です。震災復興なった大東京から、焼跡・闇市・原っぱとなる直前までの詳細をとどめた帝都東京の姿が記されています。

本 文:上質キンマリV
見返し:ドン/グレー
 扉 :OKミューズガリバー リラ
    アイボリー
クロス:DINIC バクラム 266 1/2

編 者:井口 悦男
発行者:芳賀 啓

FMスクリーニングにより、文字やケイ線が、つぶれたりかすれることなく印刷されています。

掲載される地図は、出版元である株式会社之潮(コレジオ)の代表である芳賀啓さんが、独自のルートで発掘集成した国土地理院にもない価値のあるもの。ただし、地図が制作された年代ゆえに原画の状態は必ずしも良いとは言えず、図中の文字やケイ線のカスレ・ツブレを印刷時になるべく劣化させずに再現するため、アミ撮りしたデータを細部表現に優れるFMスクリーニングで印刷する方法が採用されました。