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沿革・歴史

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沿革 フクインの歩み

フクインは戦後まもない1948年(昭和23年)7月パイオニア株式会社の創業者である松本望氏が、福音印刷株式会社を設立したことにはじまります。オーディオ機器製造会社(当時の福音電機株式会社)の製品取扱説明書を、当時活字を組み合わせて版を作り印刷する活版印刷という技術を用いて印刷しました。

1966年(昭和41年)カラーのオフセット印刷機を導入し、福音印刷はめまぐるしく発展する印刷技術の波に乗りながら、総合印刷会社へ発展しました。印画紙や写真フィルムから製版フィルムを作る製版部門や企画デザインを行う部門、組版を行う部門を次々と新設するなど、会社の拡大にあわせて1987年(昭和62年)に社名を株式会社フクインに変更しました。

そして、時代がアナログからデジタル技術へと転換していく中で、フクインもデジタル化に取り組むべく新しい技術・設備を初期段階から導入しました。特に組版工程はデジタル化が早かったため、活版から写真植字(写植)を経て、電算写植からDTPへ環境をいち早く整備しました。

印刷工程では、印刷で使用するインキの量を自動で調整できるデジタル印刷機や、印刷機にかけるアルミ版に網点をレーザーで生成するCTP(コンピューター・トゥ・プレート)を他社に先駆けて導入。CTPを使いアナログでは難しかったFMスクリーンで表現する高精細印刷にもいち早く取り組みました。製品として出荷したのは国内で最初とも言われており、業界でも注目されるようになりました。
株式会社フクインは時代の変化に合わせ、最新の印刷技術と設備を導入し、常に進化してきた企業です。そして今、創業から70余年が過ぎ、また新たな変革の時期をむかえようとしています。

沿革

1948 7月  松本望(初代代表取締役)が東京都渋谷区で、活版印刷を目的に共栄社を創業
1949 12月  資本金50万円をもって福音印刷株式会社に改組
1966 3月  〔オフセット進出〕業務拡大にともない、オフセット印刷方式を導入
1970 4月  文京区音羽に本社ビルを建設、移転 〔カラー化体制〕カラー印刷物の需要増大のため、菊全4色印刷機を導入、 刷版部門を内製化し、量産体制を図る
1980 12月  文京区音羽に第3ビルを建設、現在 〔高品質差別化戦略〕製版の内製化と品質強化のため製版部門を新設
1984 6月  〔CTS化〕CATS事業部を設立 和文電算写植システムを導入し、編集のフォーマット設計、データ再利用により、高品質・高能率を図る
1985 5月  〔マニュアル制作の自動編集〕欧文電算写植システムを導入、 コンピューターと電算写植の連動による「文章マスター・機種マスター方式」を開発
1987 1月  商号を株式会社フクインに改称
1994 7月  〔カラー画像を含めたDTP化の強化〕マッキントッシュ、イメージセッタ導入
1996 4月  CTP(Computer to Plate)導入
1998 6月  〔印刷機のデジタル化〕デジタル色調管理システム対応菊全5色印刷機導入
8月  CTP出力版による、高品質カラー印刷を実現するため、スキャナー、プルーファー、サーバー、ワークステーション増設。及びそのオンライン化を実現
1999 12月  〔品質管理・品質保証体制の強化〕音羽工場、品質ISO9002認証取得(登録認証番号JQA-QM4097)
2001 5月  株式会社メイリン設立(100%出資、製本会社)
2002 4月  サーマル版CTPシステム導入
2003 4月  音羽工場での品質ISO9001:2000改訂 認証取得
2006 3月  環境保護印刷(クリオネマーク)取得
2007 7月  インキ自動計量装置導入
2009 11月  デジタルプルーフをインクジェット方式に統一
2010 1月  音羽工場にて品質ISO9001:2008改訂認証取得
10月  プリプレス部門が「フクイングラフィック株式会社」として独立
2012 11月  フクイン・インターナショナル株式会社設立
2014 3月  FUKUIN(Thailand) Co.,Ltd. 設立
2015 1月  デジタル色調管理システム対応 反転機構付菊全4色印刷機導入
2018 5月  フクインパッキング株式会社 設立
7月  音羽工場にて品質ISO9001:2015 改定認証取得
2019 2月  デジタル色調管理システム&印刷品質管理システム搭載5色印刷機導入
2020 7月  デジタルプラットホーム FUKUIN Online Customer Utility Service「FOCUS」スタート
2021 1月  「F.lab」発足