紙について
紙とは、植物などの繊維を絡ませながら薄く平に成形したものです(Wikipediaより)。
私たち印刷会社が扱っている印刷・情報紙は、ほとんどの場合洋紙の製紙法で作られています。
洋紙の製紙法は、今から約150年前に確立され、木材からとれるパルプ※1を原料に作られていました。
印刷の色の再現性の違い
印刷の色の再現性は、紙の種類や色によってまちまちです。
紙をざっくりグループ分けすると、塗工紙・非塗工紙に分類することができます。
●塗工紙:表面に塗料を塗布して、平滑性やインキののりを良くした紙
●非塗工紙:塗料が塗布されていない紙で、基本的には、パルプを抄いただけの状態のもの
下の図のように色の再現性は、塗工紙・非塗工紙で変わってきます。
また、色つきの紙に印刷すると、どうしても印刷した部分がスミっぽくなってしまいます。これは、印刷のインキが透明なため、紙の地の色を透過して濁って見えるからです。
特殊紙に印刷するときは、色の出具合の予測が難しいので、本紙校正(平台色校正)をとることをお勧めしています。詳しくは校正ページをご覧ください。
紙による色の再現性の違いについて、様々なご提案を用意しております。お困りのことございましたら、是非ご相談ください。
※1 パルプとは:植物からとれる植物繊維のこと。もとは、スズメバチの巣から着想を得て、木材などの繊維から紙を作ることが考え出された。それ以前は、羊の革や麻布を原料としたものが多かった。現在でも、紙の開発や改良は盛んに行われていて、毎年様々な新製品が生み出されている。植物由来の紙だけでなく、石油や石を原料にしたものも発売されている(ユポなど)。